エギングのお話 「潮の動きを感じる」
土曜の夜は博多湾奥にシーバス狙いに行ってました。ホゲたのでログは書きません…
今回のお話は久しぶりにエギングネタ。
エギングネタの中でも割と重要なネタ。
というか、釣りの中で重要なネタ。
「潮の動きを感じ取ること」
さすがにエギングをしている人で、右に流れている。左に流れている。という事が分からない人はいないと思います。なので分かってる前提でお話を進めますよ。
エギをキャストして、糸ふけを取って、まずはボトムまで付けると思います。(僕はボトムにつける人なのでその前提で笑)
この時にキャストして着水した時点から右か左のどちらかに流れるか流れずそのまま落ちているのか。
これは誰でも分かりますね。
次は、当て潮なのか払い潮なのか。
(正式名称分かりませんw)
要するに自分の立ち位置や堤防に向かってくる潮の流れを当て潮。
沖に向かって流れているのが払い潮。
この潮を感じ取れるのは、ある程度経験がある人や大潮でガッツリ潮が流れている時やその様な場所だと思います。
潮の動きってあんまり関係なくね?って思う人は何も言わずにお帰りください。(釣果に大幅な影響が出ますけどね)
潮の動きで何が違うのかと言いますとセレクトするエギのタイプです。
左右の動きは正直なんでもいいと思ってます。
流れが早ければディープタイプやタングステン。緩ければノーマルやシャローなど。
その場所の水深や流れで決めてもらえれば構いません。
それなら前後の動きは?
それも正直言えばなんでもいいです。
投げたいもの投げれば居れば釣れます。
ですが、いかに「見せて抱かすか」がキーになるエギング。
ならば見せるには?
ゆっくりと安定したフォールがいいですよね?
YAMASHITAのエギ王LIVEだと、どうなると思いますか?
潮に乗りゆっくりとフォールしますよね?
安定していますか?
もっとゆっくりとフォールさせることは出来ますか?
潮に乗せてもっと流せないですか?
この様に問われたらどうお答えしますか?
私は、エギ王LIVE ではなく エギ王K を使いましょう。と言います。
エギ王Kの特徴のひとつでもある「フィン」
これにより潮を掴み安定してフォールするのでスレイカを攻略出来るって言われています。
確かにエギ王Kはよく釣れます。むしろYAMASHITAさんのエギは釣れる。(ピョンピョンサーチ以外w)
フィンがあれば潮を掴んでくれる=長時間潮に乗せて「流せる」って言うことです。よね?
そして前後の潮の流れと、潮に乗せ流す
なんとなくは理解してくれていると思います
当て潮ならば、安定して「ゆっくり」と手前にフォールしてきます。
払い潮ならば、安定して「ゆっくり」と「沖」に流されながらフォールしていきます。
どちらも、「ゆっくり」と落ちることに変わりはありません。「シャロータイプ使えばいいじゃん!」って思われると思いますが、シャロータイプだと遅すぎたり逆に流れすぎてボトムに付かなかったりします。
フォールスピードを調整する事が出来るようにタイプが別れているのであって、その潮に合わせてあげるのがアングラーの役目。そう僕は思ってます。
そして、「沖」に流れるということは今まで以上に広範囲、他の人が打っていないポイントを探ることが出来るという事です。
ただ、流しすぎたらHITしてから後悔する可能性があるので注意が必要です笑
こちらも潮に合わせてタイプを選び自分の扱いやすい物をチョイスしてください。
逆にディープタイプで流れが効いている中をストンッて落とすのも効果ありです。
スーパーシャロー+ティップランシンカーで遠投しストンストン落とすのもいいですねぇ…
僕はティップランシンカー10gは常に持ち運んでいます。
エギ王LIVEは左右にダートさせるエギなので流すのには向いてないんですよね。
逆に流したくない時なんかは使えますよね。
かといって右に川のように流れているポイントでダートさせても左には跳ね上がるけど右にはほとんど動いていないと思います。
潮の重みに負けない様にシャクるかドラグを多少閉めるかで解決出来そうですね。
そして、潮の動きを感じれたら何が変わるのか。
簡単に言えば、イカの回遊しているであろうレンジを重点的に攻めれます。
たまにボトム付けて3回目のシャクりからドラグが1回目や2回目より鳴ることありませんか?
それは、3回目〜上のレンジが潮が動いている証拠です。イカは潮に乗って回遊してくるのでボトムだけを狙っていてもレンジが違えばチャンスは少なくなってしまいます。
これも「潮を感じる」事ですよね。
エギングにおいて「潮」は全てであり、流れや淀みは把握しておかなければ行けません。
このポイントは流れがあるが淀みがない。
ならばボトム付近のブレイクやストラクチャーにイカが着くだろう。
潮と潮がぶつかり合って淀みが出来ているから淀みの近くにイカが着いているだろう。
ブイやストラクチャーによる淀みも同じです。
自分は色んな人に共通の言葉を言われます。
それは 「見切りが早い」 です。
見切りが早いのはいい事でもあり悪いことでもあります。
まず、漁港や磯、ゴロタ場などのポイントを見て瞬時に釣れるか釣れないか、または、粘る価値があるのか?を見極めます。
回遊が見込める場所は比較的に粘ることが多くしっかりと釣果を上げることも出来ています。
何を基準に見極めをしているのかと言うと「潮」「淀み」「流れ」「ベイト」この4つです。
要するにエギングで基本となる全て。
これをポイントについて瞬時に判断しています。特に気にしているのが潮目の位置と流れ。
この2つのうちどちらかがダメだったら基本的にはすぐに移動または数投して移動です。
正直、ベイトは居なくても釣れます。
潮に乗って回ってくるので。
ただ、回遊待ちをしていても潮が悪ければ回ってきませんよね?
良く、港などでも見かけると思いますが、ふら〜と来て竿も出さずに帰る人。自分もその1人です笑
前回の夏エギングのホゲた理由を考えてみたっていうログでも描きましたが、最終的には己の勘です。これはエギング1本の人や釣果をバンバンあげている人ぐらいしか分からない事だと思います。
エギングは独学でも上達はします。でも、人の真似や観察をする事が1番の近道です。
自分もその1人。
エギングはなかなか釣れないから本当に釣りたい時だけしか狙っていませんでした。
ですが、自分の知り合いは、いつでもどんな状況下でも釣果を上げていました。
そして、知り合いについて行くようになり、コツを聞いたり真似をしてみたり、エギを選んでもらったりどうアクションしてどのタイミングで釣れたのかなどウザイほど聞きました笑
最初はずーーっとホゲ続きでエギングは嫌いになってましたが、知り合いと同じ環境で釣りをする事で少しずつ成長し、今の自分が居ると思います。
その知り合いも1番大切なことは「潮を見極める」と行っていました。その次に「ベイト」の有り無し。
エギングで悩んでいる方は知り合いについて行ったり、SNSで釣果を多くあげている人に勇気をだして声をかけて一緒に釣行してみてください。必ずなにかヒントがあるはずです。
そのヒントを見つけるのは あなた です。
ご一緒される方からも、ヒントは貰えると思いますが、1番重要なのは「自分で見つける」事です。聞くだけでは分かりません。試して試して釣果に結びつきます。
これからの季節は新子が多く、エギにスレていないイカが多いです。
エギングを始めるには今の時期と言いますが、1人で始めて1人で行ってもなかなか釣れないと思います。1人で行く際は、周りのアングラーを観察してみましょう。
最後に。
答えを見つけるのは「あなた自身」です。
それでは皆さんが良い釣果に恵まれますよう…